幼稚園のような混沌とした空間で、インスピレーションを刺激するオフィスデザインがあります。
ドイツのデザイン事務所「オフィス・ホルト」が採用したものです。
ホルトはドイツ語で「学童保育」という意味。
床は四角形の寄木細工でできており、歩くたびに音がぎしぎしとなり、人のわずかな動きでもしっかり聞こえてしまうのです。
スタッフはヘッドフォンをして作業していたり、音楽を流しているので雑音は気にならないと言います。
むしろ、このような雑多な環境が、ありきたりでない創作を生み出すのだそうです。
時間はかかってもいいから、凡庸ではない、個性的なデザイン案を顧客に届ける。これをモットーとしているのだそうです。
常識にとらわれないオフィス空間、ヒエラルキーのない人間関係を構築し、成功した例です。